0歳2ヶ月の娘と2歳になったばかりの息子を連れて、飛行機で名古屋と那覇を往復しました。
夫の家族も一緒でしたが、往路はそれぞれバラバラの席だったため、私が娘を、夫が息子を世話しなくてはいけない状況でした。
復路は息子は疲れて寝てしまい、娘もほとんどバシネットの中で寝てくれたため、今回は往路での様子をお伝えしようと思います。
0歳2ヶ月の娘を飛行機に乗せることについて
「0歳2ヶ月の娘を飛行機に乗せてもいいのか」
ということについて、娘が生まれる前から何度も夫と話し合いをしましていました。
今回の旅行は、夫の両親が計画したもので、夫の姉家族も一緒に行くことになっており、なかなか全員の予定が合わせられない中での旅行でした。
絶対に行かなくてはいけないものでもないし、わざわざ行かなくてもいいのではと思ったのですが、みんな揃う機会はあまりないと思い、参加を決意しました。
正直今回の旅行に行ってみて、0歳2ヶ月の娘がいることで、大変に感じることはありませんでした。
娘の体に負担があったのかは実際わからないですが、娘が体調を崩すこともなく、ずっとご機嫌でいてくれました。
もし、生まれて間もない子と飛行機で旅行に行くことを悩んでいる方がいるとすれば、
「うちは案外大丈夫だったよ」
と私は言うと思いますが、機内で泣いて周りに迷惑をかけないか心配したり、体に負担をかけていないか不安になったりというのは当然避けては通れないと思います。
実際、保安検査場まで娘を連れて歩いていたら、年配の方に
「そんな小さな子、飛行機に乗せて大丈夫なの?」
と言われました。そうやって思う方も多いと思います。
それでも自分たちで決めたことだからと、割り切って考えられるなら、旅行を楽しめると思います。
周りの目が気になったり心配になってしまって旅行を楽しめなくなってしまうのであれば、あまりおすすめはしないです。
もちろん里帰り出産などで飛行機に乗るのが必要不可欠な方は、ぜひ堂々と飛行機を利用して欲しいです。
航空会社のサポートはとてもしっかりしていました。
下準備
1ヶ月くらい前から、ネットで色々と検索し、子どもたちとどうやって機内で過ごすか考えました。
特に息子は歩きたい盛りで、落ち着いていないので、心配でした。
DVDプレーヤーかタブレット端末を買おうかなどと話していましたが、最終的には買いませんでした。
お金もかかるし荷物にもなるので、機内Wi-Fiが使えることを祈って、持って行かないことにしました。
念のためANAのホームページで確認したところ、当日にならないとWi-Fiが利用できる機材なのかはわからないようでした。
機内に持って行ったもの
①おやつ:においと音に気を付けました。ラムネや玉子ボーロなどがおすすめです。旅行期間中の分も含めて、ダイソーで大量に購入しました。
②食事:ちょうど飛行中がお昼の時間だったので、サンドイッチのパンにジャムを塗って持っていきました。空港で買おうかとも思ったのですが、これからずっと外食だと思うと、少しでも手作りのものを食べさせたかったので、少しだけ早起きして作っていきました。
③おもちゃ:息子の好きなトーマスのおもちゃを持っていきました。荷物にならない小さなものです。
④絵本:こちらは新しく買ったものです。当日まで息子には見せずにおきました。
ポケットサイズで、電車や動物、食べ物の写真や絵が載っていて、長持ちするかなと思い選びました。
⑤シールブックとマグネットブック:夫とどちらかを買おうと言って、結局どちらも買って持っていきました。シールブックはA4サイズ程度、マグネットブックは手のひらより少し大きいくらいのサイズです。
⑥パックジュース:機内で飲み物のサービスがあるので、1つだけ持っていきました。
搭乗から安定飛行まで
搭乗してから、飛行機が動き出して安定飛行になるまで、約15分ほどだったと思います。
席の事情で斜め後ろの席にいた夫の隣には、男女の恐らくカップルと思われる若い方が座っていました。
「子連れの夫が隣に座って、少し居心地が悪いだろうな、ごめんなさい…」
と思いながら、息子が騒ぎ出さないことを祈っていました。
でも、フライトが始まってすぐ、
「あっち行くー!」
と少し騒ぎ出してしまいました。
とっさに夫がラムネを食べさせます。
騒ぎは30秒ほどで収まりましたが、近くに座っていた方、申し訳ありませんでした。
この後も帰りの飛行機も、騒いだのはこの30秒ほどだけでした。
騒ぎ出した時、とっさに気をそらせるものを手元に隠し持っておくといいと思います。
後ろからマグネットブックを見せたり持って行った絵本を読む声が聞こえますが、あまり息子は集中できていないようです。
その後、安定飛行に入り、私の隣の席に移動してはどうかという提案をキャビンアテンダントの方が夫にして下さり、移動することができました。
酸素マスクの数の関係で、予約時に席を隣にすることはできなかったようですが、隣に誰も乗らないとわかったので、移動できたようです。
本当に助かりました。
娘も安定飛行に入ってから持って行った授乳ケープを使って授乳しましたが、ほとんど泣くこともなく、大人しくしていました。
飲み物のサービス
安定飛行に入ると、飲み物のサービスが始まります。
息子のリンゴジュースには、もちろんストローを付けてくれたのですが、私と夫の飲み物もストローを付けてくれました。
子どもの世話をしながらだと手がふさがってしまうので、助かりました。
こういったきめ細やかな配慮が胸にしみます。
帰りの飛行機の中でいつの間にか寝てしまった私。
バシネットを取り外さなくてはいけないので、キャビンアテンダントの方が申し訳なさそうに起こしてくれました。
「すみません…」
というと、
「いえいえ、お疲れですよね」
と優しく微笑んでくれました。
心の中で、
「私なんて、遊びに行ってきただけです。CAさんの方が絶対疲れてます。本当にお疲れ様です」
とつぶやきました。
でも、そうやって共感して寄り添ってくれる気持ちがありがたかったです。
Wi-Fiがなかったら終わってた
気を紛らわせるために、息子にお昼ごはんを与えましたが、それもパクパク~っと数分で食べ終わり(涙)、いよいよ飽き始めた息子。
夫も私も困り果て、Wi-Fiを使って動画を見ることにしました。
しかし、機内Wi-Fi、かなり接続が悪く、Amazon PrimeやYoutubeを見ることができませんでした。
そこで、ANAの機内Wi-Fiエンターテイメントのプログラムでアンパンマンを見せることにしました。
これは、スムーズに見ることができました。
周りに迷惑をかけてしまうので、音は出しませんでしたが、食いつくように見ていて、結局飛行機が那覇に到着するまで、くぎ付けでした。
マグネットブックや絵本、おもちゃはほんの気休めにしかなりませんでした。
Wi-Fiがなければ動画を見せることができず、大変な苦労をしていたと思います。
機内でいただけるおもちゃも、見向きもしませんでした。
飛行機内では、動画!もうそれしかないです。
Wi-Fiが利用できない飛行機であれば、スマホに動画をダウンロードするか、DVDプレイヤーを持っていくことをおすすめします。
動画は必須です。
一昔前の親は機内でどうやって子どもの気を紛らわしていたんだろうと本気で考えるほど、動画の威力はすごいです。
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