思いがけずバルーンと陣痛促進剤を使用することになった2人目の出産。
点滴しながらスマホで検索すると”バルーンや陣痛促進剤はめちゃくちゃ痛い!”と書かれてる。
怖くて仕方なかったけど、結局全然痛くありませんでした。その時の話を紹介したいと思います。
目次
予定日2日前なのに陣痛が来ない
2人目妊娠中、周りから
「2人目は予定日より早く陣痛くるよ」
「陣痛きたかと思ったらあっという間だった」
と、口をそろえて言われるので、その覚悟でいました。
予定日の2週間くらい前から、そろそろかなー?なんて思っていたのに、まぁ、陣痛のこないこと!
規則正しい張りのようなものが朝方くるけど、しっかりとした陣痛に繋がらず。
診察に行っても、子宮口は開いていないし、赤ちゃんも下りてきていないとのこと。




計画分娩ってなんだ?
計画分娩の説明をされましたが、看護師さんの慌ただしい雰囲気に押されてしまい、”とにかく入院の準備をして病院に行く”ということしかわからず、帰ってからきちんと質問しておけばよかったと後悔。
スマホで調べてみると、バルーンを入れるだの促進剤を打つだのとなんとなく怖いワードがたくさん。
つまり、自然な陣痛を待つのではなくて、人工的に陣痛を起こして出産するということみたい。
できれば自然に産みたいと思い、とにかく上の息子が昼寝をしている間に階段の昇り降り。
それでもこない、陣痛。
規則正しく7分置きくらいにお腹が張っている気もするけど、とにかく痛くないし、気づいたら消えちゃう。
息子の出産時を思い出す。
もう出産やめる!とまで言った、辛かった陣痛。
こんなん陣痛じゃないなと涙目…
結局迎えた入院の日の朝
陣痛を起こすジンクス的なものを一通り試してみましたが、陣痛は来ず、計画分娩の日になってしまいました。

朝ごはんは軽めにと言われたので、シリアルを少しだけ食べました。
緊張であまり食欲もありません。
息子は保育園に預け、夫と受付で待っていると、担当の助産師さんがあいさつしてくれました。


パジャマに着替えて陣痛室へ。
3つ並びのベッドの真ん中で待っていると、分娩室に呼ばれました。
子宮口の開きをチェックされて、バルーンを入れると言われました。
痛いのは覚悟しているけど、でも怖い。怖いよーーー!
先生が無言で、気のせいか荒々しく処置。
なんか怒ってるん?悪いことしたん?私、ちゃんと頑張って運動したよ…と泣きたくなる。
何かが入っている気はするけど、全然痛くない。
痛くないんだけど、ずっと仰向けだから、お腹が重くて苦しい!!


バルーンは子宮口が開いてきたら自然に外れます。ちょっと気持ち悪いかもしれないけど我慢してね!

トイレが近い私は、トイレに行けなくなったらどうしようと思っていたので、それを聞いて安堵しました。
でも、先生がとにかく怖くて、あの先生が分娩の担当なのかと思うと、憂鬱で仕方ありませんでした。
その時のメモが残っています。

速攻でやってきた、陣痛促進剤の点滴
バルーン入れたし、とりあえず様子見なのかなー?
なんて思っていたら、助産師さんが点滴を持ってきました。





なんなら、今日はバルーンだけで終わると思っていたので、不意打ち感もあり、悲しい気持ちになりながら、スマホを取り出し、陣痛促進剤について調べまくる。
とにかく
”痛い”
”めちゃくちゃ痛い”
”それはもう痛いの極み”
しか書いてない…

打ってすぐに、なんとなくお腹が規則正しく張るようになってきました。
時間を測ると3分置き。
3分置き!?
30分ごとに陣痛促進剤の量を少しずつ増やされます。
それでも痛いというより、張っているという感覚のまま。
両隣で同じように計画分娩で、陣痛を待っている方たちの苦しそうな声がカーテン越しに聞こえてきました。
その声にもめちゃくちゃビビる。
他の陣痛室からは叫び声も聞こえる。
私ももうすぐそうなるんだ。
本当に怖い。
とにかく何度も助産師さんに、出そうな感じがあったらすぐ教えてと言われました。
経産婦は本当にすぐ赤ちゃん出てくるんですね。
私だけ取り残された
上の子の時は、辛い陣痛に10時間程耐えた後、やっといきんでいいと言われ、2,3回いきんだらすぐに生まれました。
そのときの痛みを覚えているので、強くならない定期的なお腹の張りに少し焦りを感じていました。
両隣のベッドの方はもう痛みから解放され、生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしているようでした。
心の中で
「おめでとうございます。お疲れ様です」
とつぶやきながら、取り残されてしまってどうしようと困惑していました。
ただ、子宮口は少しずつ開いているようで、いつの間にかバルーンも抜けたみたいでした。
上の子の出産時は、余裕がなさすぎて、陣痛がきているときの写真を撮れなかったのですが、今回は痛がっているときの写真を撮りたいと夫に話していました。
まだ本格的に痛くはなかったのですが、写真を何枚か夫に撮ってもらいました。
それを妹にLINEで送り付けて遊んでいました。
そのくらい痛くないんです。
このまま痛くならないんじゃないだろうか…
もう、立って歩いちゃう!
そういえば、私、ドーンと寝て待ってたけど、それが良くないのではないのでろうか…


私は、全然辛くなかったので、立ち上がって足踏みすることにしました。
赤ちゃーん早く下りておいで~なんて思いながら…
このまま今日は出産できないのでは?なんて不安を抱えていたら、助産師さんが先生に指示を受けたということで、陣痛促進剤の追加量を2倍に増やしだしました。
その頃から、なんとなく懐かしい痛みがやってきました。
あーこれこれ!とちょっと安心する私。
もっと強くなれー!と必死で足踏み。
何度も様子を見に来てくれる助産師さんに、ちょっと痛くなってきたことを伝えました。


どうしよう、困ったな…と思いながらも分娩室へ。
助産師さんが子宮口をチェックしたら、9センチ開いていたそう。
1人目の時なんて、子宮口7センチでのたうち回ってたのに…少しも痛くない。
少しずついきんでみようかと言われ、痛みに合わせていきんでみる。
するとまあまあ強い痛みになってきて(それでも上の子の陣痛に比べたらまだまだでしたが…)助産師さんが頭が見えたよと教えてくれました。
そして全開になったようなので、本格的にいきむことに。
それでもまだ痛みは弱い気がしましたが、産まないといけない雰囲気になってしまったので(!)いきみました。
3700g超えの娘誕生
3回くらいいきんだら、娘が出てきてくれました。
息子のときは出したい出したい!とずっと我慢していたので、自然にいきめたけど、今回は痛みが弱かったので、意識して力を入れました。
陣痛はあまり痛くなかったけど、いきんだ後の疲労感は今回の方が強かったかも…




エコーでは3000g前後と言われていた娘。
700gもサバ呼んでたみたいです。
それでも無事に出産が終わって、安心しました。
陣痛促進剤を打っても痛くない場合もある
もし、陣痛促進剤を打つことになって、私みたいに不安で不安で仕方ない方がたくさんいると思います。
安直なことは言えませんが、私のように、「陣痛促進剤=めっちゃ痛い」が当てはまらなかった人がいることも事実です。
私の経験が少しでも参考になると嬉しいなと思います。
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