たまたま見つけたお城、大野城。
2歳の息子と生後3か月の娘を連れて散策してきました。
かなりマイナーな場所のようで、静かなところでした。
大野城について
大野城は愛知県の知多半島にある常滑市にそびえ立っています。
一色 範光が築いた城で、佐治駿河守宗貞が一代目城主となり、その後四代に渡って佐治氏が支配したと言われています。
お城の中には歴史資料が展示されており、佐治氏のこととともにお江についても書かれていました。
歴史に疎い私は、佐治氏に聞き覚えは全くありませんでしたが、お江はなんとなく聞いたことがあるような…と思い見てみると、お江のお母さんが織田信長の妹(お市の方)で、大野城四代目城主の一成の妻でした。
嫁いだのはなんと12歳のときだそうです。
しかし後に離婚してしまうそうで、お江は生涯この結婚も含めて3度結婚しています。
3度目の夫は徳川秀忠。
そして後に将軍となる徳川家光を産んだのが、このお江だそうです。
佐治氏はピンとこなかったですが、徳川の名前が出てくると、やっと身近に感じることができました。
ちなみにこのお城は展望台になっていて、昔のお城がそのまま残っているわけではありません。楽しめるのは雰囲気のみです。
駐車場について
住宅街の中を進むと、大野城の駐車場があります。
少し入り組んだ道ですが、看板が立っていてわかりやすいです。
6台程とめるスペースがありました。
常滑市のホームページによると駐車場は北と西に1か所ずつと書かれているので、私がとめた駐車場ともう1か所あるようです。(私のとめたのはどちらだったのだろう…あやふやですみません)
料金はかかりません。
管理人の方などもいませんでした。
大野城展望台までの道のり
入口から展望台までは、子どもと一緒に歩いて5分もかからないと思います。
大変すぎることもなく、ちょうど良い散策路だと思います。
しかし、途中に転がっているどんぐり拾いに息子が熱中してしまい、なかなか展望台まで辿りつくことができませんでした。
もし知多半島に住んでいて、どんぐり拾いをしたい方は、城山公園お勧めです。
途中で管理をされているおじさんに会って、どんぐりの話をすると、
「ちょっと前まで青いのがたくさん落ちてたんだけどね」
とおっしゃっていました。
「どんぐりって青いまま落ちてくるんですね!」
と言ったら
「そーだよー」
と。
最近息子とどんぐりを拾って歩いていたら、なんだかどんぐりって何なんだろう?と分からなくなってきました。
またどんぐりの謎が増えました。
展望台からの景色
北海道で生まれ育った私は、あまり歴史的建造物になじみがなく、こういう場所にくるととてもワクワクします。
昔はここで戦があったんだなとか、あの有名な武将がここで暮らしていたんだなと思うと、不思議な気持ちになります。
大野城展望台からの景色は想像以上にきれいで、息子も
「うみーーー!」
と大興奮でした。
12歳のお江さんもこの景色を見たのかな。親元離れてさみしくなかったかな?
なんて思ってしまいます。
息子に引っ張られ謎の場所へ
この公園は敷地が広く、中に神社などがあるようでしたが、息子に言われるままに歩いて行ったら、謎の広い空間に出ました。
階段を上ったり下りたりするので、少し足元に気を付けなくてはいけませんが、男の子はこういう場所は興奮するのでしょうか。勇ましく冒険していました。
空気が澄み切っていて、とても気持ちよかったです。
遊具の広場へ
この公園、遊具もあります。
すべり台、シーソー、ぶらんこ…結構充実していました。
息子も一通り遊んでいました。
大野城城山公園の子連れお出かけお勧め度は
自然の中で思いっきり遊ぼうと思うと、意外と場所がなかったりしますよね。
我が家の周りも整備された公園くらいしかないです。
この大野城はふらっと行ってみたのですが、本当に自然が多く、草木を踏みしめる音や様々な色の葉っぱに五感を刺激されました。
大きな声を出しても山が吸収してくれますし、どんぐり、木の枝、大きな葉っぱなど自然のおもちゃがたくさんでした。
あっという間に1時間くらい過ぎていました。
ただ、もし行くなら少し多めの人数で行く方がいいです。
本当に人がいなさ過ぎて、母1人と子ども2人だと、今ここで私が倒れてしまったら…道に迷ったら…クマが出てきたら…(これは道産子の発想でしょうか?)と少し不安になりました。
管理人さんらしき方とお散歩中のおじさん3人くらいしかいませんでした。
また、木が生い茂っているため、少し暗いので、なんとなく心細く感じます。
例えば頼りになるパパも連れていくとか、お友達を誘うとか、そういう方が安心できると思います。
あと、自然の中なので当たり前ですが、虫が多かったです。蚊に刺されないようご注意を…
お手洗いもあるし、ちょっとしたベンチもあるし、もっと人が増えたらいいのに…と思いながらも、たまたま穴場スポットを見つけることができてラッキーでした。
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